ダイニングテーブルと組み合わせて使うことが多いダイニングベンチ。
「食事をするときに座る家具」というイメージがありますが、シンプルなデザインのベンチなら、ダイニング以外の場所でも活用できます。
リビングでちょっと腰掛けたり、玄関で靴を履くときに使ったり、寝室で衣類の一時置きにしたり。置く場所を変えるだけでも、さまざまな役割を持たせることができます。
家族構成やライフスタイルが変わり、ダイニングでベンチを使わなくなった場合にも、新しい使い道を見つけやすいのが魅力です。
今回は、ダイニングベンチを食卓以外で活用するアイデアをご紹介します。
ダイニングベンチには、背もたれや肘掛けがないシンプルなデザインも多くあります。
座る方向が限定されにくく、比較的すっきりとした形状なので、ダイニングから別の場所へ移動してもインテリアになじませやすいのが特徴です。
普段はダイニングで使用しながら、必要に応じてリビングへ移動したり、将来的には玄関や寝室などで使用したりと、暮らしに合わせて役割を変えることができます。
ここからは、ダイニング以外での具体的な活用方法を見ていきましょう。

リビングでは、ソファとは別の腰掛けとしてダイニングベンチを活用できます。
家族や来客が集まったときにソファだけでは座る場所が足りない場合、ベンチがあれば座る場所を増やせます。
また、背もたれのないベンチなら、ソファやラウンジチェアとは異なり、座る方向を固定せずに使えるのもポイントです。
リビングとダイニングの間などに配置しておけば、会話する相手や過ごし方に合わせて座る向きを変えることもできます。
普段は壁際などに置いておき、必要なときだけリビングの中央へ移動する使い方もおすすめです。

ベンチは「座る」以外の用途にも活用できます。
例えばリビングや廊下の壁際に配置して、本やインテリア小物などを置けば、低めのディスプレイスペースとして使えます。
家具を増やさなくても、使っていないベンチに新しい役割を持たせられるのがポイントです。
ただし、本来は座ることを目的とした家具のため、物を置く場合は安定性を確認し、重い物や倒れやすい物を多く載せないようにしましょう。
必要になったときに置いている物を移動すれば、再び腰掛けとして使うこともできます。

玄関にスペースがある場合は、靴を履いたり脱いだりするときの腰掛けとして活用できます。
立ったまま靴を履くよりも姿勢を安定させやすいため、ブーツや靴ひもを結ぶ靴などを履くときにも便利です。
また、帰宅時にバッグや買い物袋などを一時的に置く場所としても使えます。
特に木製やファブリックなどのシンプルなベンチなら、ダイニングで使用していた家具でも玄関のインテリアになじませやすいでしょう。
玄関で使用する場合は、通路を妨げないように設置スペースを確認することも大切です。

ダイニングベンチの活用場所として、寝室もおすすめです。
ベッドの足元に配置すれば、就寝前や起床後にちょっと腰掛ける場所として使えます。
パジャマや翌日に着る洋服、ブランケットなどを一時的に置くスペースとしても便利です。
椅子を1脚置く場合とは異なり、横に広いベンチなら衣類などを置きながら、その横に腰掛けるといった使い方もできます。
ベッドエンドに配置する場合は、ベッドとベンチの幅や高さ、周囲の通路スペースとのバランスを確認しておきましょう。

家族構成の変化に合わせて、子ども部屋へ移動する使い方もあります。
普段はバッグや衣類などの一時置きとして使いながら、必要なときには腰掛けとして使用できます。
例えば、翌日の学校用品をまとめて置いたり、読みかけの本を置いたりと、「一時的に置いておく場所」をつくるのにも役立ちます。
ダイニングで子どもが使用していたベンチを、成長に合わせて子ども部屋へ移動するなど、同じ家具を別の用途で使い続けることもできます。

デスクの近くにベンチを置いて、ワークスペースの補助的な腰掛けとして使う方法もあります。
仕事や勉強をするためのメインチェアとは別に、資料を確認したり、少し休憩したりするときの場所として活用できます。
家族が近くで話をしたいときや、子どもの勉強を見るときなどにも便利です。
長時間のデスクワークには身体を支えられるデスクチェアが適していますが、短時間座る場所としてベンチを取り入れることで、ワークスペースの使い方を広げられます。

将来的に食卓以外でも使うことを考えるなら、購入するときから「別の場所へ移動したときに使いやすいか」を考えておくのもひとつの方法です。
装飾を抑えたシンプルなベンチなら、リビングや玄関、寝室などへ移動したときにも周囲の家具と合わせやすくなります。
ダイニングテーブルとの組み合わせだけでなく、単体で置いたときのデザインも確認してみましょう。
別の部屋で使ったり、来客時だけ移動したりする場合は、重量も確認しておきたいポイントです。
頻繁に移動することを想定しているなら、持ち運びやすさも含めて選びましょう。
背もたれのないベンチは、壁際やベッドエンドなどさまざまな場所に配置しやすく、座る方向も限定されにくいのが特徴です。
一方、背もたれ付きのベンチは座ったときに身体を預けやすいため、長く腰掛ける使い方にも向いています。
現在のダイニングでの使い方だけでなく、将来的にどのような場所で使う可能性があるかも考えながら選ぶとよいでしょう。
ダイニングベンチは、食卓だけで役割が完結する家具ではありません。
リビングではサブチェア、玄関では靴を履くための腰掛け、寝室ではベッドエンドのベンチなど、置く場所によってさまざまな使い方ができます。
引っ越しや子どもの成長などによって暮らし方が変われば、家具に求める役割も変わっていきます。
「ダイニングで使わなくなったらどうするか」まで考えておくことで、一台のベンチを暮らしに合わせながら長く活用しやすくなります。
今の食卓だけではなく、これからの暮らしもイメージしながら、自分たちに合ったダイニングベンチを選んでみてください。