テレビ台を選ぶとき、横幅やデザインだけでなく高さも確認しておきたいポイントです。
テレビ台の高さによってテレビ画面の位置が変わるため、高すぎると見上げる姿勢になり、低すぎても視線を大きく下げることになります。
また、床に座って見る場合とソファやダイニングチェアから見る場合では目線の高さが異なるため、適したテレビ台の高さも変わります。
テレビ台の高さを選ぶときは、テレビ台単体の寸法ではなく、普段テレビを見る姿勢やテレビサイズまで含めて考えることが大切です。
この記事では、床座り・ソファ・ダイニングなど視聴スタイル別のテレビ台の高さや、テレビを見やすい視線の考え方について解説します。
テレビ台の高さに、すべての家庭に共通する正解はありません。
床に座ってテレビを見る場合は目線が低くなり、ソファ、ダイニングチェアと座る位置が高くなるにつれて目線も高くなります。
そのため、テレビ台を選ぶときは普段どこからテレビを見ることが多いのかを最初に考えてみましょう。
高さの目安は、大きく次の3つに分けると選びやすくなります。

ただし、これはあくまでテレビ台を選び始めるための目安です。
同じ高さのテレビ台でも、設置するテレビのサイズやスタンドの高さによって画面位置は変わります。
まずは視聴スタイルからテレビ台の高さを絞り込み、そのあとにテレビを設置したときの画面位置を確認すると選びやすくなります。

床に座ったり座椅子を使ったりしてテレビを見ることが多い場合は、高さ35cm以下のテレビ台がおすすめです。
床座りではソファよりも目線が低くなるため、テレビ台も低くすることで画面を見上げにくくなります。
また、座面の低いローソファを使っているリビングにも合わせやすい高さです。
低いテレビ台は家具による圧迫感を抑えやすく、壁面に余白が生まれるため、リビングを開放的に見せたい場合にも適しています。
55インチや65インチなどテレビが大きくなるほど画面中心も高くなるため、大型テレビを低い位置に設置したい場合にも選択肢となります。

一般的なソファからテレビを見ることが多い場合は、高さ36〜50cmを目安にすると選びやすくなります。
床座りより目線が高く、ダイニングチェアほど高くないため、多くのリビングに取り入れやすい高さです。
ただし、同じソファでも座面高や座り方によって目線は変わります。
座面の低いソファや深く腰掛けてくつろぐことが多い場合は低め、座面が高いソファや比較的上体を起こしてテレビを見る場合は高めを検討するとよいでしょう。
どの高さにするか迷った場合は、普段使っているソファに座ってテレビを見るときの目線を確認してから選ぶのがおすすめです。

ダイニングチェアなど高い位置からテレビを見ることが多い場合は、高さ51cm以上のテレビ台も選択肢になります。
ダイニングチェアはソファより座面が高く、上体を起こして座ることが多いため、目線も高くなります。
特にダイニングを中心に過ごすLDKでは、テレビ画面をある程度高い位置にすることで見やすくなる場合があります。
テレビボードよりもサイドボードなどの収納家具をテレビ台として置くのもおすすめです。
一方、ソファとダイニングの両方からテレビを見る場合は注意が必要です。
ダイニングの目線だけに合わせて高くすると、ソファから見たときに画面を見上げる配置になることがあります。
複数の場所からテレビを見る場合は、最も長時間テレビを見る場所を基準に高さを決めるとよいでしょう。
テレビ台の高さを決めるうえで重要なのが、テレビを見るときの目線です。
テレビは、自然な姿勢で正面を向いた状態から、視線をわずかに下げた位置で見られるようにすると、首を大きく上げたり下げたりせず視聴しやすくなります。
特に避けたいのが、テレビを見るためにあごを上げ続けるような状態です。
画面が高すぎると見上げる姿勢になりやすいため、テレビ台を選ぶときは実際にいつもの位置へ座って目線を確認してみましょう。

テレビを見る高さは、テレビ台の高さだけでは決まりません。
実際には、
「テレビ台の高さ+テレビスタンド+テレビ本体」
によって画面の位置が決まります。
例えば、同じ高さ40cmのテレビ台に設置しても、43インチと65インチのテレビでは画面中心の高さが異なります。
テレビが大きくなるほど画面の高さも大きくなるため、画面中心は高い位置になりやすくなります。
そのため、テレビ台の商品ページに記載されている高さだけを見るのではなく、使用するテレビを設置した状態をイメージして選ぶことが大切です。

大型テレビを設置する場合は、テレビ台を低めにすることも検討してみましょう。
例えば55インチの16:9テレビの場合、画面部分の高さは約68cmあります。
画面中心は画面下端から約34cm上になるため、テレビ台の高さやスタンド部分の寸法が加わると、画面中心はさらに高い位置になります。
65インチや75インチになれば画面自体もさらに大きくなるため、同じテレビ台を使用しても画面中心は高くなります。
そのため、大型テレビでは「横幅は広く、高さは低め」のテレビ台を組み合わせることで、テレビとのバランスを整えながら画面位置を抑えやすくなります。
ただし、テレビ本体やスタンドの寸法は製品によって異なるため、購入前に使用するテレビの外形寸法を確認しておきましょう。

ロータイプのテレビ台はスタイリッシュで圧迫感を抑えやすい一方、ダイニングを中心にテレビを見る場合には低く感じることがあります。
反対に収納力を重視して高さのあるテレビ台を選ぶと、ソファからテレビを見上げる配置になる場合があります。
デザインや収納力だけでなく、テレビを見る場所も合わせて考えましょう。
テレビ台の高さだけを見て選ぶと、実際にテレビを置いたときに「思っていたより画面が高い」と感じることがあります。
特に大型テレビでは画面中心が高くなりやすいため、テレビ本体の高さまで確認しておくことが大切です。
ソファの座面高によって、テレビを見るときの目線は変わります。
ローソファと座面の高いソファでは、同じテレビ台を組み合わせてもテレビの見え方が異なります。
テレビ台だけで考えず、ソファとの高さのバランスも確認しましょう。
LDKでは、ソファとダイニングで目線の高さが異なります。
両方からテレビを見る場合、どちらにも完全に合わせようとすると高さを決めにくくなることがあります。
迷ったときは「テレビを最も長く見る場所」を基準にして、もう一方から見たときにも無理のない高さか確認すると選びやすくなります。

テレビを壁掛けにする場合も、見やすい高さの考え方は基本的に同じです。
テレビ台に置かない分、画面位置を調整しやすくなりますが、「壁掛けテレビだから高い位置に設置する」と考える必要はありません。
高い位置へ設置しすぎると、ソファからテレビを見上げる姿勢になる可能性があります。
壁掛けの場合も、普段テレビを見る位置に座り、自然な目線を確認してから画面の高さを決めることが大切です。
テレビ台を併用する場合は、テレビとの間に適度な余白を設けると、壁面全体のバランスも整えやすくなります。
テレビ台の高さは、
をひとつの目安にすると選びやすくなります。
ただし、同じ高さのテレビ台でも、ソファの座面高やテレビサイズによって画面の位置は変わります。
そのため、まずは普段テレビを見る場所からテレビ台の高さを絞り込み、次に使用するテレビのサイズを確認して、画面中心が自然な視線の位置にくるかを確認することがポイントです。
テレビ台単体の高さだけでなく、テレビを設置した状態までイメージしながら、毎日快適にテレビを見られる高さを選びましょう。