理想のソファーの選び方
考えるべき5つのポイント
リビングの主役となるソファーは、価格もサイズもそれなりだけに選ぶのに悩む方も多いのでは。
先ずはご自身のライフスタイルをを見つめて、ソファーの役割を考えてみてください。おのずと必要となるソファーの姿が見えてくるはずです。ここではソファーの選び方の基準となる5つのポイントをご紹介します。
理想のソファーに出会えるひとつのきっかけにしてもらえると幸いです。
POINT1.サイズで考えるソファーの選び方

ソファーには3人掛け、2~2.5人掛け、1人掛け、カウチ・コーナーソファー、スツール・オットマンといったサイズカテゴリに分けられています。 これは座る人によっても間隔は異なりますのであくまでも目安です。先ずは、お部屋にあった選び方の基本となるサイズを知るために、ソファーを置きたいリビングや他の家具の大きさを正確に計りましょう。リビングテーブルやテレビ台など設置する家具のレイアウトによって選ぶべきソファーのサイズやタイプが決まっていきます。また見落としがちなのが、家具と家具の間の導線や距離です。購入したソファーが想像以上に大きくて、イメージしていたレイアウトと違った・・なんてことにならないよう、生活導線もしっかりチェックしましょう。
ソファーのサイズ目安
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3人掛けサイズ
幅170~200cmが主流
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2〜2.5人掛けサイズ
幅140~170cmが主流
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1人掛けサイズ
幅60~90cmが主流
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カウチソファー
幅230~280cmが主流
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スツール・オットマン
幅50~80cmが主流
レイアウト例
- 直線型レイアウト
リビングとダイニングのサイズが限られたマンションなどオーソドックスなレイアウト。
- L字型レイアウト
部屋サイズにも余裕があり、コーナーにカウチタイプのソファーを配置しくつろぎの空間を演出するレイアウト。
- 対面型レイアウト
顔を向き合いながら会話ができる応接向きのレイアウト。1人掛けのソファーやスツールを組み合わせて様々な用途に対応。
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- 人が通るのに必要なスペース60cm以上
- スムーズな生活動線には、家具と家具、家具と壁の間は60cm以上が必要となります。よく行き来する場所や両手で荷物を持ちながら歩く場所は、ゆとりをもって80cm以上とれると理想です。
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- テレビとソファーの距離130cm以上
- ソファーからテレビ画面は130cm以上離します。視点との距離が近くになり過ぎると目の疲れや首、肩こりの原因にもなってしまいます。最適な距離はテレビの画面サイズによって変わりますが、おおよそテレビ画面の高さを3倍した長さになります。リビングのスペースに対して、テレビサイズとソファーのバランスを考えてみましょう。
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- ソファとリビングテーブルの距離30cm以上
- ソファーで寛いでいただくには、ソファーとリビングテーブルの間は30cm以上のスペースを確保すると良いでしょう。座りながらテーブルを使うことを考えて、あまり間を空けすぎないようにします。ソファの前のスペースを人が行き来する頻度が高かったり、ソファスペースに多人数でくつろぐ機会が多い場合などは余裕をもったスペースを確保してください。
POINT2.スタイルで考えるソファーの選び方
ソファーはリビングの中でくつろぎとおもてなしを演出します。ソファーの形状は単にデザインの違いだけではなく、目的に応じた使い方があります。
家族でくつろぎたい、お客様を招きたい、カップルで優雅に座りたい、テレビや本をじっくり楽しみたい、寝転がって休みたい、床に近い座り方をしたい、などスタイルや用途によって様々です。
以下に代表される4つのスタイル別タイプを用意しました。
選び方の基準として自分のスタイルや目的にあった形状は何かを考えてみてください。
POINT3.座り心地で考えるソファーの選び方

ソファーは座ることが前提の家具、座面の座り心地や背面へのもたれ心地は選び方の大変重要な要素です。
座ったときに体を受け止めてくれる感触は、座面で使用している素材、座面下の内部構造によって様々です。
各ソファーの紹介ページに座面、背面の固さ~柔らかさを5段階で表現し、できるだけ内部構造もお伝えしています。
また、スタッフが自ら体験した座面、背面の感触を動画でもご紹介しておりますので、言葉だけでは表現しきれないソファーの心地良さを確認してみてください。
座面で使用しているおもな素材
チップウレタン
- スポンジの端材を粉砕し、接着剤をブレンドして型に入れ蒸気で押し固めて再圧縮したリサイクルスポンジ。へたりづらくソファーの芯材として使われることが多い。
フェザー
- 水鳥の羽毛で軽く、保温性が高い高級素材。優しくしっとりと体を包み込み、ふっくらとした座り心地が特徴。軽く叩いて空気を含ませると形を復元できる。
ウレタン
- 原油からとれる成分に添加材を加えて形成したもの。気泡の様なセルが結合したような構造で、軽くてクッション性がある。
シリコンファイル
- 羽毛に近いやわらかさと弾力をもつ素材。高級ソファーによく使われます。復元力や耐久力に優れた型崩れしにくいクッション材。
座面下の主な内部構造
ウェービングテープ
- フレームに格子状に張る、帯状のゴムベルト。軽さや静音性に優れ、しなやかな弾力があり、クッション効果がある。
S字バネ
- S字形をしたバネを連結棒でつないだもの。コイルスプリングに比べ弾力性は控えめだが強度がある。
ポケットコイル
- 渦巻き状のバネで、身体にフィットする柔らかい弾力が特徴。
構造や素材による座り心地の違い


POINT4.生地で考えるソファーの選び方
ソファーの張り地に使われる素材は、オールレザーと言われる全面本革を使用したものから、一部レザーを使用したハーフレザー、フェイクレザーと言われる加工された合皮や、クロスやファブリックと言われる布生地、アジアンソファーならウォーターヒヤシンスの編み込み素材など様々です。
感触や色合い、もちろんお値段も変わってきます。それぞれのメリットとデメリットを理解された上で、ご自分のライフスタイルに合うのはどんな張り地なのかを選び方のポイントとして考えてみてください。
- レザー(本革)
メリット丈夫で耐久性が高く、大切に使うと長く使うことができる。使い込むほどに柔らかみが増し、革がもつ本来の味わい深い色合いになってくる。
デメリットメンテナンスに専用のクリーナーが必要。湿気や高温に弱く、直射日光やヒーターの近くに長時間置くとひび割れの原因になる。
- クロス(布生地)
メリットカラーバリエーションが豊富で、生地のテクスチャー(質感)の種類も多く、カバーリングタイプならクリーニングも可能。
デメリット汚れが染み込んでシミになりやすく、ホコリやダニが縫い目に溜まりやすい。
- フェイクレザー(合皮)
メリット本革に比べると安価でカラーバリエーションも多く、汚れも水拭きができメンテナンスが簡単。
デメリット本革に比べて寿命が短く、耐久性が高くない。
POINT5.カラーで考えるソファーの選び方
ソファーを検討する上で、カラーは最も気になる選び方の要素ですよね。カラーひとつで部屋、リビングの雰囲気もガラリと変わるものです。目指すインテリアのテイストのなかで、ソファーをどう見せたいのか、以下の代表的なポイントをご参考にカラーを考えてみてください。
- リビングの中心として印象的なカラーにする
- リビング全体の色味とは対照的となるアクセントカラーを選びます。
白いインテリアが中心の中で赤色のソファー、ベージュ系のインテリアの中では、グリーンやピンクも印象的です。
- インテリアのテイストに合わせて周囲の家具と同調させる
- シンプルモダンならダーク系かホワイト色、カフェ風なら、木目調の家具に合わせて、ブラウン系やブルー系もおススメです。
- 敢えて存在感をなくして、リビングを広く見せる
- 一般的なリビングなら白の壁やブラウンの床が多いので、それに合わせたホワイト、ブラウンを選ぶと部屋全体が広く見えます。またスタンダードなグレー系も万能なカラーです。

3人掛けソファー
リビングの主役は贅沢なサイズで決まり

2~2.5人掛けソファー
1人でゆったり、2人で仲良し。程よいサイズ感と空気感

1人掛けソファー
自分だけの特等席で包まれるように寛ぐ至極の時間

カウチソファー、
コーナーソファー
心からのくつろぎを体感できる贅沢なスペース

クロスソファー(布生地)
ほっと落ち着く生地の温もりが疲れた身体を癒します

レザーソファー(革生地)
質感と光沢が導く、上質な空間への誘い

ローソファー
圧迫感がなくお部屋を広々と見せてくれる効果あり

ソファーベッド
1台で2役を担ってくれる万能家具。簡単操作が魅力

リクライニング・
電動ソファー
好みの角度に調整ができ、心地よい寛ぎを得ることができます

カバーリングソファー
季節に合わせて色を変えられたり、汚れたら洗えるメリットあり

スツール、オットマン
脚と腰の休息場所。あると便利なオットマンスツール

ソファーカバー
気分、季節に合わせてイメージチェンジ